サッカーってよくできてるという話

10月12日にサッカーの日本代表対フランス代表の試合がありました。
フランスの高い攻撃力に防戦一方の展開でしたが、川島の活躍により得点を許すことなく、数少ないチャンスをものにし、ついには勝利するという快挙を成し遂げました。
強豪相手でしたがしっかりと戦えていて、しかもお互いに攻撃的で見ごたえのある試合でした。

最近の日本代表はJリーグだけでなく、いろいろな国で活躍する選手が多くなってきました。
この時期はワールドカップ予選ということもあり、日本代表の試合は日本かアジアの国でやることが多く、欧州のリーグに所属する選手は試合のたびに長い距離を移動して、移動疲れや時差ボケに悩まされていたようですが、今回はフランスでの開催ということで、そういった苦労は少なかったのではないかと思います。(逆にJリーグの選手は大変だったでしょうが)

日本の選手に限らず、いろんな国の選手がいろんな国のリーグのクラブに所属していて、またそれぞれの国に代表チームが存在している中、サッカーってよくできてるな、と思うのです。

1つは国際Aマッチデーです。
この日本代表の試合のある週は、Jリーグはお休みです。Jリーグに限らず、世界中のサッカーリーグはお休みです。
これはこの日は国際試合のための日だよ、というのが年に何日かあり、これが事前に決められているためです。
このため、基本的に各国のリーグは国際Aマッチデーのある週は試合を開催しません。
この仕組みにより、クラブの試合と代表の試合がバッティングすることなく、代表チームはベストなメンバーを揃えることができるのです。

そしてもう1つは育成チームに対する移籍金の分配です。
今回の試合では乾、香川、清武というセレッソ大阪から欧州のリーグに移籍した3選手が同時にピッチに立つという、ちょっとした奇跡が起こりました。
サッカーファンとしては、Jリーグの選手が世界に出て行くというのは嬉しいことなのですが、Jリーグのクラブからしてみれば、手塩にかけて育てた選手が世界に出て行って活躍して、どんどん選手の価値が上がっていって巨額な移籍金で移籍を繰り返すことに対して歯がゆい気持ちもあると思います。特に香川のドルトムントからマンチェスターUへの移籍金は15億という巨額でした。

これにもちゃんと救済措置があって、選手が国際移籍をしたときの移籍金は、移籍元クラブだけでなく、その選手を育成したクラブにも分配される、という仕組みがあります。香川の移籍でもセレッソ大阪に移籍金の一部が分配されているそうです。この仕組みのおかげで、各クラブは安心して育成に力を入れることができます。

こういったルールのおかげで、次々に優秀な選手が育っていき、また各国のトップクラスの選手が集まったレベルの高い国際試合が見れるというわけです。
本当によくできてます。